土用の丑の日にうなぎを食べる習慣といえば夏をイメージすることが多いですが、実は春にも土用はありますし、秋にも冬にも土用の日はあるのです!
今回は春の土用「春土用」にスポットを当ててご紹介していきたいと思います。
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春の土用とは?
土用と聞くと暑い日に体力をつけるためウナギ食べるのが一般的で、特に夏を思い浮かべる方が多いことでしょう。
しかし、実は土用という時期は夏だけではありません。
土用(どよう)とは古代中国の自然哲学からの思想「五行説」に由来する、暦上の特別な日を意味する期間になっています。
この期間というのは1年のうちに連続しない4つの期間で、立夏・立秋・立冬・立春の直前の約18日間ずつの期間を指しています。
つまり、土用とよばれる期間は春夏秋冬と1年に4回もあるのです!
私、恥ずかしながら土用の日って夏だけだと思っていました・・・
2016年の春土用はいつ?
春土用は毎年同じ日というわけではなく、その年によって日にちが違ってきます。
2016年春土用の期間は以下の日程になっています
<2016年の春土用の期間>
4月16日(土)~5月4日(水)
の「19日間」です!
2016年の春土用の丑の日はいつ?
春土用にも丑の日は巡ってきます。干支を日にちにあてはめて丑(うし)の日がきたら、そこが土用の丑の日になります。年によっては土用の期間中に、丑の日が2回ある年もあるようです。
ウナギ好きには嬉しい年ですね(^ν^)笑
2016年の春土用の丑の日は、
4月25日(月)の1日のみです!
ちなみに夏の土用丑の日と言えば、夏バテしないようにウナギを食べるのが一般的ですよね。
ただうなぎの旬は秋~冬なので、春土用の時期のウナギは価格がお高めになってしまいます・・・。
そこで以下でおすすめする、「う」のつくものを食べて栄喜をつけましょう!
春土用におすすめ!「う」のつく食材!
今では土用の丑の日にはウナギを食べるのが一般的ですが、昔はこの時期に「う」のつく食材を食べれば病気にならないと言われていました。
つまり、「う」のつく食材であれば何でもよかったわけです。
春土用の時期というのはウナギは旬ではないし、値段もかなり高くなっているはずです。そこで春土用の丑の日におすすめの「う」のつく食事をご紹介します。
「梅干し」・・・クエン酸が疲れをとり、食欲増進効果があります!
「うどん」・・・夏は冷たく、冬は暖かく、春・秋はどちらでもツルツルッとたべやすいですね。
「瓜」・・・きゅうり、すいか、冬瓜、苦瓜、かぼちゃなど。
後は・・・何でもいいならウィンナー、ウニ、ウーロン茶、牛、ウーピーパイ、うなぎパイ、などなど。
春土用にしてはいけない事
土用の期間中は、土を司る神様が支配するといわれ、土を掘り返す作業全般はやってはいけないとされています。
一般家庭で気にしている方は少ないかもですが、建築業界や農家の方なんかは今でもこの期間を気にしている方も多いようです。
ただ19日間も土作業ができないとなると、農家や建築業界はもちろん、ガーデニングが趣味の方にとっても大変な話ですよね。
そこで、そんな土用の禁止事項への救済措置とも言える、「土用の間日」という期間が設定されています!
2016年の春土用の間日はいつ?
土用の期間は土を掘り返す作業は禁止されているが、「間日」という期間だけは、土を司る神様(土公神)が土から離れるため、土をいじっても問題ないとされています。
間日の日にちは毎年異なっており、2016年の春土用の間日は以下の期間になっています。
<2016年春土用の間日の期間>
4月17日(日)、4月18日(月)、4月21日(木)、4月29日(金)、4月30日(土)の5日間。
なお、土用の期間が始まる前に少しでも土堀を開始していれば土用の間中も土をいじる作業をしても問題がないそうです。庭いじりする際にも気に留めておくといいかもしれませんね。
2016年の春土用の期間まとめ
以上、春土用にスポットを当てて土用について書かせていただきました。
以下に2016年の春土用に関する期間をまとめておきましたので、参考にしていただけたらと思います。
- 2016年の春土用は4月16日(土)~5月4日(水)
- 2016年の春土用の丑の日は4月25日(月)
- 2016年の春土用の間日は4月17日(日)、4月18日(月)、4月21日(木)、4月29日(金)、4月30日(土)